成人式写真
2018年1月。我が家の20歳青年、日本にいれば成人式だった。
アメリカ育ちの日本人20歳は、女子の場合は日本に一時帰国時に写真を前撮りしたり、こちらで手配して前撮りをすることが多い。たいていの男子は何もしないようだ。
我が家はセレモニーレスのファミリーで、平素あまりにも何もしていないので、息子が成人のときくらいはスタジオ写真を撮るべしと考えた。当初は一時帰国時にと思って探したのだが、ネットで見る限り青年の成人式写真は。。。。。モゴモゴモゴ(いっちゃいけない)。特に羽織袴は。。。。。モゴモゴモゴ(いえないいえない)。朝日の昇る海原をバックに日本刀を掲げている金髪怒髪天の羽織袴姿を見たのが決定打となり、日本での前撮りをやめた。
では。高校時代のシニアプロムでせっかくタキシードをオーダーメードしたのだから、オジサンになって着れなくなる前に1回でも多く着るチャンスを増やしたい。ということで、成人式直前の1月、冬休みで帰省中の20歳を、近所のフォトスタジオへ連れて行った。
住宅街の自宅ワン・カー・ガレージをスタジオに改装したカメラマンはフランス系らしかった(確認せず)。フランス語訛りの英語で、ポーズを誘導していく。無精ひげにパッとしない感じの中年ムッシューだが、「こんな風に立って」といって自らポーズをとるその瞬間、バシッと決まってむちゃカッコイイ!! 壁にかかった証書の1枚に「フランスのモデル協会のなんとやら」があったから、フランス人なんだろうな。
という経過で撮影した100枚から選んだのがこちら。カメラマンは伊達フレンチ。モデルは薩摩セゴドン、時の人・鈴木亮平似とは親の欲目。